人は皆 旅の途中

日、パウロ・コエーリョの『ヴァルキリーズ』が出ていたのを知って、
さっそく購入して読みました。

自分は本は人並みにそれなりに読む程度ですが、
愛読書はなに?とか人に薦めるならなに?という意味で1冊選ぶなら
パウロの『アルケミスト』か『星の巡礼』を選びます。

『アルケミスト』は、人生について回るしがらみは実はいつだって振り払えるし、
君はいつでも夢を探しに旅に出ることができるんだよ、ということを教えてくれる童話。
初めて読んだのが15年くらい前の、自分は就職とかどうすればいいのかなーと
思っていた頃なので、色々とはっとさせられました。(その結果が今の体たらくだよ!)

『星の巡礼』は作者のパウロがスペインを横断して聖地サンチャゴを目指す巡礼をした時の
回顧録みたいなもの。(サンチャゴ巡礼は有名で映画とかもあったりする)
こっちは現実の旅をしているもののスピリチュアルな内容である意味ファンタジーながら
これだって行こうとすれば確かに行けるんだな、と思わせてくれるのがいい。
死ぬまでに一度サンチャゴ巡礼してみたいなぁ。

『ヴァルキリーズ』はその数年後にまた自分探しするような話で、星の巡礼のあとがきに
載っていたもののなかなか翻訳されなくて、長いこと待ってようやく今年出たんです。
内容的には星の巡礼の後日談ですけど、だからこそ今このタイミングで読めてよかったかもしれません。
初めて『アルケミスト』『星の巡礼』を読んだ時の気持ちを思い出して、
また自分のやるべきことに打ち込みたい、と思った所存です。

 

『炎と茨の王女』三部作

最近でもないですが「炎と茨の王女」シリーズを読了。
海外FTが好きでよく読むのですが、好きといっても作品が
千差万別だけに意外と好みにドンピシャリというのはなかなかないのですが、
このシリーズはひさびさにぐい読みタイトルでした。

砂漠の国オロバジェの第二王女エリサは食いしん坊でぽっちゃり気味。
聡明な姉へのコンプレックスが解消できないまま隣国へ嫁入りする時期に。
異国での慣れない生活の中で内乱や異種族との戦が起こり……というストーリー。

ファンタジィですので、ご多分に漏れず主人公には特別な力、マジックストーン的な
ものが秘められているのですが、その使い方を解き明かしていく「冒険」と、
王女として国を率いていく中での「宮廷陰謀劇」の2つが楽しめるんですね。
表紙を見ての通りエリサ王女は途中で痩せるのですが、
そこまでに「だいぶ読んだぞう」と思ったらまだ全然という内容の濃さ。
この作品の面白さはいつも思考をぐるぐるさせているエリサの内面描写かしら。
色々コンプレックスを抱えているものの、エリサは読書家で知的なため、
常によく考えて行動して、時折策士じみた才能を発揮して魅せてくれる。
女主人公で恋愛脳だと「そこでそんな行動しちゃう!?」と萎える時もありますが
エリサは比較的理性的なので、純粋に応援していける魅力がある。(もちろんロマンスもあり)

翻訳も良くて、読んでいるとからっからになってくる情景描写のうまさ。
映像化したら面白そうだし、しそうな気もするなー。

  

いいぞもっとやれ


「インディーズゲーム最前線」なる4Pの特集記事あり。
こういう特集が組まれると夏コミ近いなーって感じで沸き立ちますなー。
うちのまんけんもちょっぴり紹介していただいてます。

西部劇漫画紹介『えとせとら』


DEJ製作中、西部劇関係の作品を紹介していこうというこのコーナー。(連載何回目?)
今回の『えとせとら』というこちらのマンガは、
ちょっとファンタジー要素もはいった少年漫画ウェスタン。
動物のエキスを使うと様々な弾丸を撃てる干支ガンを持つ中国人の女の子が
ハリウッドを目指して旅をするというストーリー。
古き良き少年漫画的なドタバタ冒険活劇なのですが、
列車強盗やらインディアン、ポーカー勝負などなど、ウェスタンでおなじみの要素が
次から次に登場してサクサク進む展開が飽きさせません。
奇銃コレクターのベンケイトがいいキャラでした~、カッコイイ!

西部劇小説紹介『荒野のホームズ』


この『荒野のホームズ』という本、西部×ホームズというキーワードに惹かれて
ホイホイ購入したのですが、面白くておすすめです。
ホームズの活躍の本(ここでは赤毛連盟)を読んで感化されたカウボーイの兄と
その弟(ワトスンのポジション)が殺人事件の謎を解くミステリィ。
「ホームズが実在の人物」という設定なのですがそれ以外は
きちんと西部劇時代でのストーリー。
はじめは西部劇でミステリィ?トリック?と思いますが、
西部劇って映画見れば分かりますがそんなにシチュエーションに
差があるわけではないので、シーンが浮かびやすいんですよね。
そこにスラングやジョークを交えた「らしい」会話と、
ホームズ知ってるとニヤニヤできるポイントでぐいぐい引きこまれてしまった!
「ホームズの真似事をしてる」というのが面白いんですよね。
「カッコイイ探偵の真似したい」とか誰にでも経験ありそうでしょう?(笑)
続編も刊行されてるのでちょうたのしみー。

プリキュアぴあ


プリキュア映画特集、シリーズ解説、声優さんの色紙、
スタッフへのインタビューなどが収録されたフルカラーファンムック。
プリキュアは少女漫画的な学園、日常、恋愛描写と
昔ながらのバトル展開のバランスが取れていて優れた作品です。
幅広い年齢層にアピールできる要素を持ちつつも、
本来のターゲットである子供たちへの配慮は失わない、
そんな「王道だけど挑戦的でいたい」という作風は
自分が目指している創作スタイルと同じな気がして、気に入ってるのかも。

特に初代のキュアブラックのデザインが好きです。
本誌にはキャラクターデザイナー稲上晃さんほか
スタッフの対談も載っているので満足度の高いムックでした。

何にも縛られない一人暮らしで家に縛られるの巻


26歳フリーデザイナーの寂しい一人暮らし、
一人身あるあるなのゆるいマンガ。おもしろかったです。
自分自身苦しい寂しいフリーランスなので、重ねて読めますし(笑

玉置勉強さんのマンガで前に読んだのがエログロバイオレンスな
「東京赤ずきん」だったので、まずギャップに驚くw

すごく可哀そうに描かれてるけど、そこが笑えるというかなごむー。
しかし残念な人っぽく描かれてもマンガだと普通に可愛げあるように
見えてしまうのは、マンガアニメ表現の妙だなぁ、と。
とくにここ10数年の絵はシンプルになってきてますし。
浦沢直樹みたいな青年マンガ風の絵なら違うかもですけど…

でもこの人、自由人みたいである意味かっこいいんですよね。
たぶん、何してても生きていけるんだろう、みたいな。
ひきこもり型風来坊か……

>>ヴィーナス&ブレイブス、面白いですね。
>>育成系が好きなので、買いました。
>>衰退期に入ってからの低下っぷりがものすごいですが。。
 おぉ、記事見て買って頂けるとうれしいですねー。
 ゲームデザインとしては思い切り弱体化しないと
 「老化しても使えるじゃん」になりますし、難しいとこですね。
 いつ中ボスが出るか予言されているので、頼りにしてた団員が
 直前になって弱くなって焦ったりしてました(笑

2010個人的お気に入りマンガ・ベスト3

今年新規に読んだマンガのなかで「これわ!」と思った作品
ベスト3を発表する企画です、パンパカパーン。
3作品とも数年前からあるものなのですが(笑

『ルサンチマン』(著者:花沢健吾)

<ストーリー>
2015年の東京では、バーチャルプログラムが究極の進化をとげており、
ギャルゲー、RPG、都市経営などを統合した、
バーチャルリアリティMMO世界”アンリアル”が誕生していた。
現実世界では底辺を生きている主人公たくろーはついに現実を諦め、
貯金をはたきアンリアルの世界に生きることにする。
しかしたくろーが購入したギャルゲーキャラクター「月子」に隠されていた
秘密により、アンリアルはやがて現実世界を巻き込んでいくことに……

バーチャル世界を舞台にした作品ならゴマンとありそうですが、
この作品はその表現に妙にリアリティがあり面白いです。
それは主人公を「どこにでもいる没個性な」どころではなく、
「とにかくダメでダメでダメ」なところまで描いているからかも?
またバーチャル世界がやがて現実世界に融合していく展開が超絶妙で
またとない恋愛ストーリーになっていくのです。
さわやかに泣けるラストにもご注目。


『東京トイボックス』(著者:うめ)

<ストーリー>
キャリアOL・星山月乃は上司のやっかみを受け、
天川太陽率いる弱小ゲーム会社G3に出向させられてしまう。
右も左もわからぬゲーム制作現場で、ゲーム作りに”魂”を求め
平気で納期を遅らせる太陽をはじめ、奇人だらけの開発者たちと
納期を守らせようとする月乃の戦いが始まった──

珍しいゲーム制作会社を舞台にした熱血マンガ。
ゲーム開発現場でよく見られる「クオリティvs納期」、「開発者vsユーザー」、
「大会社vs中小会社」など様々な構図が力強いタッチで描かれています。
ゲームに縁のないOLを主役級にしていることで、開発現場特有の要素も
分かりやすく説明されているのが良いところで、
ゲーム制作に興味ある人にはとてもオススメなマンガです。
続編の「大東京トイボックス」では、新キャラの新人企画目線で、
「次世代機」「同人開発」「萌え」など時代の移り変わりにも展開。


『第七女子会彷徨』(著者:つばな)

<ストーリー>
その未来地球は一見そんなに進歩してないようだが、
ドラえもんばりの奇想天外アイテムが出回っていたり、
未来人が生活していたり、天国がサーバー管理されていたり……
とそんなちょっぴり不思議なSF世界での女子高生の二人組、
高木さんと金やんのエキセントリックな日常。

流行りの?日常系ですが、↑の説明通り不思議SF。
んなアホな、な展開が多くて、愉快に読めるマンガらしいマンガ。
また擬音やセリフまわしの独特さも特徴で、センスばつぎゅんです。

 ベスト5にすれば良かったかも…

このカテゴリーに該当する記事はありません。